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2019年05月19日

子どもの叱り方に悩んでいるママさんへ

NEWS 子育ての参考書


親は子どもをなぜ叱るのでしょう?





皆さんは、自分が子どもを叱る理由を考えたことはありますか?
子どもを叱った結果、どのようになることを期待しているのでしょうか?
子どもを叱ることで親が期待した通りの結果になっていれば、その「叱る」は効果的だったと言えます。
でも何ら変化もなく、同じことを繰り返しているなら、アプローチの仕方を考える必要があるかも知れません。


【親が子どもを叱る前に知っておくべきポイント】
1.子どもの価値観と親の価値観は違う

個人差はありますが、親は自分に似ている子どもに対して、
知らず知らずのうちに自分と子どもが完全に同質だと思い込んでしまう傾向にあります。
特に親と子どもが同性の場合はそうなりますね。
すると価値観も同じだと無意識のうちに錯覚を起こしてしまうことがあります。
もっと言うと、親の想像上の理想的価値観を子どもに投影してしまい、
それを無意識に強制するという現象を起こしてしまいます。


これは、本能的に子どもは親と同質でありたいという願望から起こることです。
そのため、子どもから意外な反応が返ってくると親子の軋轢が生じ、衝突してしまいます。


実は、親子でぶつかる最大の原因がここにあると言われています。


これを解決するには、自分と子どもは違う人間だということをしっかり認識すること。
親が子どもをまず認めるという行動を起こす他に手立てはありません。
顔や性格が似ていたとしても、パーソナリティや価値観は全く同じではないのです。
子どもには子どもの価値観があることを理解しないといけないんですね。


一方的に親の言うことをわかって欲しいと思っても所詮、無理な話なのです。


2.子どもは強制するとかえってやらない
考えてみてください。
皆さんは人から強制されたことを快くできますか?
子どもも同じです。


強制されたことというのは、
たとえ表面的に従っているように見えても、本心からやりたいと思うことはありません。
それに、仮にやったとしても「言われたことはやる」人間に育つかもしれませんが、
自分で考えて行動できる自主的な人間には育ちません。


もちろん、子どもが幼いときは基本的な生活習慣や道徳的なこと、論理的なことは
「こうしなさい」と躾けなければなりません。
ですが、例えば「勉強する」といったことは自分から勉強したくなるような環境を作ってあげることが必要です。


そのためには、どうするか?


親が日々、楽しんでいる姿を子どもに見せる
親が楽しみながら勉強している姿を子どもに見せる


人間にはプラス思考とマイナス思考がありますね。
子どもを自分から進んで物事ができる子にするためには、親がプラス思考でいることです。
そうすることで、子どももその雰囲気に包まれ自然と前向きに行動を起こす子に育ちます。
子どもは親の言うことは聞きませんが、親のすることはマネします。


3.子どもが反発するのは成長の証
親が子どもの反発になかなか上手く対応できない。
これには理由があります。


それは、「子どもの成長に親の視点がついていってない」ということです。
親は子どもの表面的な成長には気づくのですが、精神面の成長にはなかなか気づかず対応できないところがあるんですね。


ですから、子どもの成長は進行形であることを改めて意識しましょう。
そういう意識を早い段階から持っていると、
親の理想と成長段階の子どもとのギャップが大きくならずに済みますね。


子どもの反発は成長の証
子どもの成長は本来、とても喜ばしい事なのだと考えることです。



そしてもう一つ大切な事は
「子どもの長所のタネを見つける」ことです。
その長所の中に、将来の仕事やライフワークの種があるかも知れません。
その種はいつ見えるか分かりません。 
でも、どんなお子さんにも必ずあります。


だから、その種を見つけて水をやり、太陽の光を注ぐと子どもは成長します。


水とは、お母さんの作ったご飯
太陽の光とは、温かく見守るお母さんの笑顔ではないかと思います。





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