2019年06月13日
子どものコミュニケーション能力を高める貴重な実体験
NEWS 講師のブログ
子どものコミュニケーション能力を高めたい!
マナー講師として企業などの研修に携わる中で「コミュニケーション力」を鍛えることの重要性を痛感することが多々あります。
誰だって人と上手くコミュニケーションを取って仕事をスムーズに進めたいと思います。
でも、実際にはなかなかそうはいかないことも多くあります。
コミュニケーションは、単に流暢に話ができるだけでは成立しません。
時には自分の話したいことは少し横に置いておいて、
相手の視点と立場に立って、思考や価値観を理解できる力があってこそ、
相手と上手くコミュニケーションが取れるのです。
SNSで人とコミュニケーションを取ることの多い今の時代、
対面で人と上手くコミュニケーションが取れる人は、社会において貴重な人材と言えます。
わが子が将来大人になって社会に出たときに、人と上手く関わり合いながら生きていけるようにするためには
幼い頃から人とコミュニケーションを取る機会を多く与えることが非常に有効です。
なぜなら、幼い頃から色んな人と会って「場慣れ」をすることで人と接することに抵抗感がなくなり、
初対面の人とでも物怖じすることなく話ができるようになるからです。
では、今日のように核家族が多い中で「場慣れ」させるにはどうすればいいのでしょうか?
知らない人と一緒に遊ぶ環境を多く子どもに与える
私が子どもに実践した貴重な体験の一つを参考までにご紹介しますね。
【自給自足の実体験】
栃木県那須高原に、アジアやアフリカ、太平洋諸国の農村地域から人を招き、日本の農業技術を教え、
母国での農村指導者を養成する学校があります。
その学校で実施している子どもの体験教室に、子どもが小学校4年生の時に参加しました。
1泊2日の自給自足生活を親子2名で体験するというもので
初対面の他の参加者やスタッフの方々と共に一日生活をするのです。
牛や豚、にわとりの飼育、野菜の収穫、言葉の通じない諸外国の方々とのコミュニケーションなど、
娘のみならず親の私にとっても初めての体験ばかりでした。
にわとりが卵を産んだ瞬間に、小さな手でまだ柔らかい卵をキャッチした瞬間のわが子のびっくりしてキラキラと目を輝かせていた表情、
牛の乳をキャーキャー言いながら必死でバケツに照準をあわせて搾りこんだこと
豚を自分たちが食べるために飼育していることを目の当たりにしたわが子の複雑な表情
諸外国の方のお話をお聞きして、いかに日本が豊かな国であるかを実感したこと
どれも今でも貴重な思い出です。
子どもは実体験を通して大きく成長します。
また、親同士が行う初対面の人同士の挨拶や周りの人との関わり方を見るのも子どもにとっては勉強になります。
幼少から様々な人と関わる経験はコミュニケーション能力を高めるベースになります。
また、親としても人との関わり方を子どもにお手本として見せるために、
自分のコミュニケーション力を見直すいい機会にもなります。
夏休みもあっという間に来るでしょう。
是非、お子さんに色んな場所に連れて行ってあげてください。
そして人とコミュニケーションを取る機会をたくさん与えてあげてくださいね。
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