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2019年06月01日

心の強い子に育って欲しい

NEWS 子育ての参考書


心の強さに直結する「レジリエンス」





皆さんは、「レジリエンス」という言葉をご存知ですか?
何だか聞きなれない言葉ですよね。
レジリエンスとは、困難や苦境からの回復力・復元力という意味の心理学用語です。


近年、「困難な状況でもしなやかに適応して生き延びる力」が求められていますが、
実際には弱い人たちが非常に多くなってきていると感じます。


私たち親は、いつまでわが子を守ってあげられるでしょう?
子どもは成長と共に、親と一緒にいる時間より外の環境に身を置く時間が長くなります。
必然的に親は子どもの体や、特に心を守ってあげられなくなる時期が来ます。
だから親はわが子が成長する過程において、つまづきや逆境に身を置くことになったとしても、
心が折れることなく、強くたくましく生きていって欲しいと願いますね。
では、わが子のレジリエンスをどのように育てればいいのでしょうか?





【子どものレジリエンスを育てる10のポイント】

1.人との繋がりの大切さを教えましょう
子どもにとっては、まずは友達ですね。相手に共感したり相手の痛みがわかることは友達をつくる上で大切な事です。


2.人助けを経験させましょう
子どもが何かで失敗したり、つまづいていたり、自分のことを「無力だ」と感じている時は
どんな小さなことでもいいので、人や社会の役に立つことを教えてあげてください。
身近なことで言えば、家の家事を手伝う、ボランティア活動をさせる、子どもができそうな仕事をさせてみる、
そうすることで、自分も人の役に立てることを実感できます。

3.日課を与える
毎日家庭で決まって行うことを子どもにさせる。
規則正しい生活習慣を子どもが自ら守れるように教えましょう。

4.息抜きの仕方を教える
子どもが悩んだり、不安でいるような時は気持ちを切り替えることを教えてあげましょう。
自分で上手く息抜きをしたり、気分を開放できる力はとても大切です。

5.自己管理が上手くできるように教えましょう
まずは親が子どもの生活習慣をきちんと管理し、心身の成長のバランスを崩さないように配慮してあげましょう。
子どもが親が自分の生活を守ってくれていると実感することで、子ども自身が自分をケアすることの大切さを学んでいきます。

6.目標を作りましょう
どんなことでも構いません。
何か具体的な目標を定め、達成に向けてコツコツ取り組むことを教えてあげましょう。

7.自分をポジティブに捉える見方を育ててあげましょう
今までどのようにして苦難を乗り越えてきたかを振り返って、その努力が次のチャレンジへの
大きな力になることを伝え、自分を信じて前に進むことを教えましょう。

8.楽観的な見方ができるようにしてあげましょう
困難に陥った時にでも状況を俯瞰し、長い目で見ることを教えてあげましょう。
物事を一面的に捉えて「もうだめだ」と諦めてしまわずに、今がすべてではなくまだまだ先がある、何か別の手立てが見つかると考えられるような思考を身につけさせましょう。
辛い事があっても人生には必ず良い事があると楽観的に考えられれば、子どもの心は不安と絶望から救われます。

9.自分に気づくチャンスを見つける
子どもが困難な状況に陥った時は、子ども自身で自分ができることとできないことを判断させます。
どこまでならできるかを見極める力をつけてあげましょう。
その状況は、自分にとってどんな意味があるのかを子どもなりに考えるチャンスです。
親は子どもが困難に陥った時は子どもの心を尊重し、寄り添いながら子どもの成長を見守ることが大切です。

10.変化を受け入れることを教えてあげましょう
子どもにとって変化を受け入れることは難しい事であり、時にはしり込みしてしまいます。
しかし、人生は常に変化していくものです。
それを受け入れることで新しい目標ができたり、今までできないと思っていたことができるようになったり、新しい自分が発見できることを教えてあげましょう。





何も難しく考える必要はありませんよ!

日々の生活の中で、何かのきっかけに少しづつでもお子さんに伝えられたらいいのではないでしょうか。

お母さん自身の考え方にも活かせると思います。

子育ては、長い時間をかけてようやくその効果が出てくるものです。
気長にいきましょう!





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